生前整理・相続を知ろう ~ 高齢者支援に取り組む行政書士の実践を通して ~

去る6月11日(火)10時より、平塚市立神田公民館にて開催された「神田生涯生き生き学級 第2回 安心講座」におきまして、「生前整理・相続を知ろう ~ 高齢者支援に取り組む行政書士の実践を通して ~」をテーマに相続まちなかステーション代表 加藤俊光が外部講師を務めてきました。

 

 

事前にお聞きしていたところでは、地元敬老会の皆さんを中心に30名くらいの方が参加されるのではないかということでしたが、当日になってみると57名の方が参加をされて会場は超満員、公民館主事があわてて椅子を追加準備していただいたりもしました。梅雨時の貴重な晴れ間にも恵まれて、会場内は暑さを感じるくらいの大盛況ぶりでした。今回は、60代から80代までの女性の参加者が多くみられましたが、他方で隣の公民館主事が視察に来てくださり、また地域情報誌タウンニュースの記者さんが取材に来てくださったのが印象的でした。

昨年7月に、およそ40年ぶりに相続分野に関する法律の改正が行われて、今年から順次施行されている影響もあるのでしょうか、いまもっともタイムリーな相続に関してあちこちで相続をテーマにセミナーや講演会が開催されているようですが、そのほとんどは「相続税を節税する秘訣」や「ソンする相続、トクする相続」などのように、一般市民にとってはあまり役に立たない内容のものばかりだと感じています。

そこで、今回は自分自身の人生を納得のいくカタチで締めくくるためには元気なうちからどのような準備をしたらよいのかという視点から、(1)うちは長男がいるから大丈夫、と仰っていた高齢女性が認知症に備えるために準備したことや、(2)子どものいない夫婦が備え準備した葬儀・埋葬・死後の事務手続と墓じまいの生前予約などについて、実際のご相談や対応事例などを余すところなくお話しさせていただきました。参加された方々にとって、何かひとつでもご参考になったとすれば何より幸いです。

 

最後になりますが、今回このような機会をくださった平塚市立神田公民館長の福島様と平塚市社会教育課の賀川様、当日の写真を撮影してくださったタウンニュース平塚編集室の佐々木様、さらにはご多忙の折、時間を繰り合わせてご出席いただいたすべての皆様、ご清聴本当にありがとうございました。